ウナギの骨は牛乳の
100~250倍
のカルシウムが含有されていると密かなブームらしい。
鰻の骨にはCa吸収を促すマグネシウムまで豊富に含まれているとか。
鰻には栄養が沢山含まれていることは有名で、夏、土用の丑の日に鰻を食べて滋養強壮されていらっしゃる方も多いと思います。(平賀源内が鰻のPRのために考えたそうですが)
鰻に含まれる栄養は、ビタミンA、B、D、Eや、鉄、亜鉛、Ca、Mg、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)など非常に豊富。
昔から鰻の骨にカルシウムが多いと分かっていましたが、骨に良いのはカルシウムだけでがなかったのです。
Mgは骨芽細胞という骨の形成を促す細胞に働きかけ、
Mg不足は、カルシウムを沢山食べても骨に入らず、逆に骨に取り込まれていたカルシウム量が減ってしまいます。
つまり、CaとMgの含有量が多い鰻の骨は、最適な骨強化の食と考えられます。
でも、食経験だけで、しっかりしたエビデンスなんてあるのかな?と思いきや・・・・
土田歯科クリニック土田院長の同窓の大学教授が、鰻の骨のカルシウム補給にどんな効果があるか研究されているようです。
その報告によると、骨粗鬆症の状態のマウスに鰻の骨粉末を含むエサを2ヶ月間食べさせたところ、骨密度が正常値まで戻った。という。
この土田院長は、鰻の骨はカルシウム補給源に最適だと考えるようになり、
虫歯や歯周病で来院される患者様の中でも、腰痛、ひざ痛など明らかにカルシウム不足の方に、鰻の骨を摂ってもらったそうです。
驚くことに数ヶ月すると、
グラグラしていた歯が、しっかりと根付いて強固になった人が沢山いたとのこと。さらに腰痛、ひざ痛まで改善されたそうです。
GWに突入して段々と灼熱の夏日になってくるこの頃。
夏前に、うなぎの蒲焼や鰻の骨でスタミナとカルシウムを補給してみてはいかがでしょうか!?