原油の価格も高騰し運送会社の運賃も年々あがるばかりなので輸送コストもバカにならず。そういった意味でも経済的な地産地消(その土地で収穫された食材を食べること)ですが、健康側面からも良さそうです!
暑い地方や時期に採れた食材は体を冷やし、寒い地方や時期に採れた食材は体を温めると言われます。東洋医学には、万物は「陰と陽」の性質に分かれるという考え方があって、その流れを汲んで食品も「陰性」「陽性」に分けられています。
陰性食品は、身体を内側から冷やし、暑い地方で採れ水分を沢山含む食物が多く、カリウムが豊富に含まれているのが特徴。
陽性食品は、身体を内側から温め、寒い地方で採れ水分は少なく、血中の赤血球を増やす栄養が豊富。
このため、冬に陰性食品を沢山食べるとと、身体が冷えてしまい、脊柱管狭窄症による足腰のしびれなどが悪化する恐れまで・・・。
代表的な陰性食品は、レタス、トマト、きゅうり、バナナ、ナス、パイナップルなど。
合成甘味料、着色料、スナック菓子、炭酸飲料など人工的な食品も陰性食品に分類。 ← これは、何となく納得出来ますね。
そして何と、健康のための生野菜サラダを多食する方は、身体が冷えて足腰の痛みを悪くするケースもあるとか(汗)。
陽性食品(身体を温める食品)
野菜
生姜、ねぎ、小松菜、ふき、ごぼう、サラダ菜、ウド、カラシナ、れんこん、にら
果物
りんご、桃、梅、くり、ザクロ、胡桃、ナツメ、アンズ、さくらんぼ
肉・魚介類
牛豚鶏鹿の肉、牛豚鶏の肝臓、どじょう、わかさぎ
飲料
紅茶、ほうじ茶、中国茶、ハーブ茶、黒米茶、ココア、赤ワイン、紹興酒、薬用酒
陰性食品(身体を冷やす食品)
野菜
レタス、ほうれんそう、トマト、きゅうり、ナス、セロリ、アスパラガス、ピーマン、ケール、アロエ
果物
バナナ、レモン、キウイ、スイカ、メロン、マンゴー、イチゴ、パパイヤ、ミカン、柿、グレープフルーツ
肉・魚介類
鴨肉、馬肉、くらげ、アワビ、はまぐり、あさり、シジミ、うに
飲料・調味料・その他
ジュース類、サイダー、コーラ、コーヒー、豆乳、ヨーグルト、アイス、カキ氷、スナック菓子
火の力をかりる
冷えからくる痛みが悩みの方は、陰性よりも陽性食品を積極的に摂取することが良いようです。代表的な陽性食品は、生姜、ねぎ、ニラ、ごぼうなど。
このブログでもお伝えしているように、生姜は血流を促進して体温UP効果が大なので、特に積極的に食べたいですね。
面白いことに加熱は、陰と陽の間で「中庸」になると言われ、身体を冷やす心配は無くなるようです。陰性食品を食べるときには、焼く、煮る、ゆでる等の火を通して食べるのもポイント。
生野菜、火を通した野菜、積極的に食べて健康ライフにお役立て下さい!!