「フレンチ・パラドックス」・・・・ヨーロッパ各国の中でもフォアグラ等美食で知られ、動物性脂肪を多く食べるにも関わらず、動脈硬化や心疾患が少ないフランス人。この矛盾によって、その理由はフランス人が大量に飲む赤ワインにあるという説が昔注目されました。
各国の比較表を見ると、たしかにフランスは極端に循環器系疾患死が少ないです!
動脈硬化は、余分な脂肪分が活性酸素と反応して酸化された悪玉脂肪・過酸化脂質が動脈の壁に溜まることによって引き起こされます。過酸化脂質もネバドロ血液を引き起こす原因ですが、脂肪を摂っていても、それが酸化しなければ動脈硬化は進まないようです!!
そして、赤ワインには、活性酸素を除去するポリフェノール類が豊富にあることが判明し、これがフランス人の健康に役立っていると着目されたのが「フレンチ・パラドックス」
2010年には朝日新聞でも記事になっています。
ポリフェノールは、植物に含まれる色素や渋みのもとになっている成分。自然界には沢山の種類がありますが、抗酸化作用が特に強いのはブドウの皮等に含まれるアントシアニン類で、さらに、ワインが樽の中で熟成される過程で有効成分がフリー状態になり、さらに働きが強くなることも分かっています。
また、ポリフェノールは脂溶性と水溶性の両面の性質を持っているので、細胞の内側に入り込んで活性酸素を除去することが出来るとか。
よって、
血液内の脂肪の抗酸化、血管の抗酸化で、「しなやか血管」を取り戻す働きが期待出来ちゃうのですね!
それだけではなく、ポリフェノールには細胞のアンチエイジングや、赤ワインのポリフェノールでアントシアニン類の中でも、とくに注目されている「レスベラトロール」には、認知症を防ぎ、強力なアンチエイジング効果があることが分かっています。
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近年、人間も含め全ての生物は細胞の死滅を防ぐ長寿遺伝子(サーチュイン)を持っていることが、猿の研究で明らかとなっています。普段は、この長寿遺伝子は眠った状態ですが、レスベラトロールはこの眠りから長寿遺伝子を覚醒させ、活発化させるとか。
実験の結果、レスベラトロールを与えた酵母菌や昆虫、魚類、そしてマウスの寿命が実際に伸びたそうです。
では、どのぐらいのポリフェノールを摂れば良いのでしょうか!?
東京医科大学八王子医療センター病院長の高沢謙二教授によれば
計算すると、毎日グラス3~4杯の赤ワインを飲まないといけないようです(汗)。下戸の私には到底無理・・・と同感の方も多いのではないでしょうか!?
そこで、赤ワインを煮詰めて飲む事を薦められていますが、煮詰めて成分を濃縮させれば、アルコールまで蒸発しますので誰でも飲めますね^^。
この煮赤ワインをヨーグルトに加えた【赤ワイン濃縮ヨーグルト】なら、さわやかデザートとして楽しみながら、しかもヨーグルトの乳酸菌がコレステロールで出来ている胆汁酸を排出して、コレステロール値まで低下するので、血管強化と血液サラサラの一石二鳥の効果が期待出来ます。
【赤ワイン濃縮ヨーグルト】
★材料(6杯分)
赤ワイン・・・・・・1本分
ヨーグルト・・・・・カップ分適量
●1杯分の材料
煮赤ワイン・・・・・100cc
ヨーグルト・・・・・100cc
★作り方(6杯分)
1.1本分の赤ワインを鍋に入れ、沸騰状態で7分に詰める
2.煮詰めた赤ワインはビンに入れて冷蔵庫で保存
3.カップに100ml分のヨーグルトを入れ、上から煮た赤ワインをかけて出来上がり。
甘み調整で蜂蜜や黒砂糖を使ってもgood!