以前ブログで工場の洗浄や清掃について写真をお見せしながら説明しましたが・・・
本日は製品を作る上で一番大事でもある、原料の製造や出来上がった錠剤のチェックについてご覧ください。
「私が使っている製品ってどのように作っているのかしら」と、興味を持たれるお客様には、こちらの製造現場の画像は必見、、ではないでしょうか。
こちらは各原料を混ぜて造粒という加工をし、これから細かく粉砕するところです。
造粒とは、「粒を造る」漢字の通りですが様々なことを改善します。
1.流動性を良くする
きな粉のようなバフバフしたパウダーだと・粉の流れが悪く機械について上手く生産出来ないので、それを改善
2.粉立ちを防ぐ
粉が舞うと、スティック充填後に熱でスティック耳をシールしますが、粉が咬んで不良になるため
3.飲みやすさ
微粉末だと喉にへばりついたりして飲みにくいので、それを改善
4.溶解性を良くする
微粉末は水に溶かしたときに浮いてしまうので、それを改善
こちらは、造粒したものを乾燥機にかけています。粒が均一でないと粉の流れが悪いので途中でチェック。
目で、指で、原料加工の出来上がりをしっかりとチェック。職人の技。これが上手くいかないとスティックに入らなかったり、錠剤に出来なかったり不具合がでます。
健康食品やサプリメントは、薬と違い食品であり、自然の食物をそのまま粉末にしたり、抽出したりと、自然に近い素材も多くありますが、素材が採れる時期によっても味や色が多少異なったり、それに伴って製造の出来具合も違ったりする場合があります。経験を積んだ技術者が良いころ合いを見計らって加減を調整するから、一定の品質のものが出来上がります。
では、ここからは錠剤のチェック。原料を錠剤の形にした後、色・形・斑点等、規格に合わない粒がないか目視します。
凄い前のめりでチェック
素早く上手くキャッチ!!この作業、、簡単そうに見えますが凄い難しく、ほとんどの男性には上手く出来ない仕事です。
パートさんによってスタイルが違います。この目視は視力が命!!機械でチェックするビデオ検査というものもありますが、やはり人間の目と手の感覚には勝てません。
1日中ずっとこの作業は、正直大変ですが熟練したパートさんは、まるで精密機械のような無駄の無い動きでNG錠剤を弾いていきます。
このように、料理を作るように人の目や手や鼻等の感覚を一番大切にして日々作業に当たっています!!