冷えは万病の元。たかが冷え、されど冷え。冷えから血の巡りが悪くなり足を切断する方が年間に1万人もいると聞くから驚きます。
こうなると冷えを改善して慢性的な体調不良を未然に改善することがとっても大切では!?
西洋医学では、冷えの原因に貧血や甲状腺異常などの疾患がある場合は、それを治療するようですが、冷えと言うのは病気と捉えるより体質的なものと考え、積極的に治療することはないようです。
東洋医学では、冷えは放置すれば感染症、アレルギー疾患、ガンをはじめとする様々な症状につながると考え、冷えの治療や改善に重きをおいています。
冷えの2タイプ
1.身体の深部が冷えるタイプ
内臓が冷え切ってしまい、女性は婦人科系疾患、男性は腎臓や泌尿器科疾患になりやすくなります。自分が冷え性だと気づかないことが多く、悪化してしまう、なんてことにならないようにセルフチェックが大切。
簡単なチェック方法としては、
脇とお腹を触ってみて、お腹の方が冷えていたら、内臓が冷えていると判断して良い、ようです。
2.末端冷え性タイプ
手足先に強い冷えを感じる、末端冷え性。秋から春にかけて症状が強く表れ、関節が硬くなる、足指の機能が低下するなど
冷えは、男性より女性に多く見られ、婦人科系の病気である、不妊やPMS(月経前症候群)、ダイエットによる無月経、更年期障害、重い月経痛など・・・・その全ての症状に「冷え」が大きな原因として関わっているため、対策として、ショウガ紅茶を推奨される産婦人科専門ドクターがいらっしゃるようです。
成城松村クリニックの松村圭子院長。ここに訪れる患者の体温を測ってみると、平熱が36度に満たない人がとても多く、健常人の平熱が36.5~37.1度と言われているので、比べると約1度も低いようです。
一般的に、体温が1度下がると、代謝は約12%低下すると言われているそう。
代謝が悪くなると、肥満やむくみ、下痢から、だるさまで色々な悪い症状が出てきます。
また、血流が悪くなって免疫力は30%も低下して抵抗力が無くなり、風邪やインフルエンザのような感染症や、アレルギー、婦人科系疾患、はたまた癌などの重病まで。
まさに、「冷えは万病のもと」。
でも逆の発想で、体温を1度UPして冷えを改善出来れば、様々な病気の不安も未然に解消出来る!!とのこと。
前出の松村院長は、10年前から自ら愛飲しているショウガ紅茶が冷えに良いとお勧めされています。
熱めの紅茶に3cm大のショウガのすりおろしを入れれば出来上がり♪。最近では通称ジンジャラーと呼ばれ、チューブ生姜を持ち歩いている人もいるようですね。
ショウガ紅茶を毎日飲むようにすると、
冷えが改善、体温が上昇
↓
代謝がUP、肥満が解消
↓
免疫力UP
↓
病気の予防
につながると松村院長も大絶賛。
ショウガ紅茶の有効な訳
でも、なぜショウガ紅茶が冷えの改善に良いのか具体的に見てみましょう。
・ショウガ
ショウガの辛味成分であるジンゲロールには、血行を促進して体温を上げる、免疫力UP、利尿、発汗、排便などの作用があります。
さらに、ジンゲロールは、熱によりショウガオールというより強力な成分に変わります。
・紅茶
紅茶には、テアフラビンという色素成分が含まれ、抗酸化、血流改善などの作用を持っています。
つまり紅茶はショウガの体温UP効果を、さらにグレードアップしてくれるのですね^^
ショウガ紅茶で体温が上がれば、冷えが原因で生じていた肩こり、頭痛、不眠などを和らげ、さらにその先にある糖尿病、高血圧からガンなどの予防まで期待出来るようですが、、、
先生の説明では、体温が上がると性器周辺の血の巡りや神経の働きがよくなるため、女性の場合は、骨盤奥にある至急や卵巣も温まり、女性ホルモンまで活発化するそうです。
男性の場合は、ストレスや冷えから血管が収縮しEDを起こす人も多いようで、ショウガ紅茶で冷えを改善出来れば=EDの改善にもつながるとのこと。
厳冬期を乗り切る強い味方ショウガ紅茶は、通年の冷え性対策から、慢性的な冷えによる健康被害を未然に防ぐ、心強いお守りレシピですね!!