厳冬期の2月は、不整脈・狭心症・心筋梗塞など心臓病や、脳梗塞・脳出血など脳卒中にによる突然死が急増(汗)、突然死の70%が心臓病と言われています。
不安だ、、と思われた方、
早速、下記チェック表で自分のリスクをご確認ください!!
心臓病による突然死の危険チェックリスト
該当する項目の点数を合計して評価
1.45歳以上の男性だ、55歳以上の女性だ 2
2.身内に心臓病の人がいる 1
3.高血圧である 3
4.糖尿病である 3
5.脂質異常症である 3
6.メタボである 5
7.野菜、海藻、穀物類はあまり食べない 1
8.肉が好き 1
9.てんぷら揚げ物など脂っこいものが大好き 1
10.週に4回は外食している 1
11.オヤツが好きで甘いものを沢山食べる 1
12.ラーメンは汁まで飲み干す 1
13.夕食は21時以降が多い 2
14.週一回も運動をしない 1
15.身体を動かさない仕事、休日もゴロゴロ 2
16.睡眠時間は6時間以下 1
17.晩酌は毎日、深酒も多い 1
18.愛煙家だ 2
19.無趣味 1
20.家庭内が上手くいっていない 1
●点数早見表
・5点以下・・・・・このまま心がけましょう
・6~10点・・・・・やや危険
・11~20点・・・・・危険
・21~29点・・・・・かなり危険
・30点以上・・・・・非常に危険
※あくまでも目安。
冬のお風呂場の突然死リスクについて、このブログでも何回かお伝えしてますが、心臓の血管がつまって死を招く心筋梗塞の月別の死亡者数は11月から増え始め、2月にピーク。として3月は増えたままで、4月から減り始めることが国の調査で分かっています。
驚くことになんと、冬場と夏場で
7倍
の事故発生率
図1.入浴中死亡者の月別人数 総数:2,736人
国民生活センター「くらしの危険No.244浴室の死亡事故」より
(東京、大阪、兵庫の3監察医機関からの浴室内の死亡事故の事例情報集)
図2.古い新聞の切り抜き、、、これは12月、1月がピークですが、冬場と夏場で4倍の事故発生率
図3.時間ごとの入浴中死亡者数 総数 2,588人 時間不明148人
厳冬期に心筋梗塞が多い要因は、
冬場は室内外の温度差が大きく、寒い室外へ出た時に急に
血管が収縮 → 血圧上昇
です。
杏林大学医学部の石川名誉教授も、冬の心筋梗塞ばかりでなく、狭心症、不整脈を起こす危険性が高まることを診察で経験則として捉えています。
心臓は、一生休むことなく1日約10万回も拡張と収縮を繰り返しているとか。
(●ご参照:心臓病の75%は、コエンザイムQ10が少なかった!!)
拡張して静脈から心臓に血液を入れ
収縮して動脈へ血液を送り出す
この大仕事をこなすために心臓は冠動脈から大量の血液を受け入れ、大量の酸素と栄養を確保しています。
しかし、冠動脈の動脈硬化が進むと、心臓に届く血液が不足して症状が・・・その代表が、心臓の血管が詰まって生じる狭心症・心筋梗塞。また、自律神経が不調になると、脈が遅くなったり速くなったりする不整脈になります。
もちろん、家族の心臓病歴も危険因子の1つ。でも、それよりも生活習慣がもっと重要とのこと。ですので、チェックリストでご自分の生活習慣を見直して、早め早めの対策を心がけましょう^^
チェックリスト解説
7~13:食生活の危険。日本の肉食や高脂肪食といった食事の欧米化が心臓病の増加原因。
昔の日本人が食べていた野菜や穀物類、海藻には豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維の働きは、
・便量を増やし有害物質や余分な脂肪を排出
・血圧を下げる
同じくイワシやサバなど青背の魚の油は、血圧を下げ、心臓病を防ぐ作用があることが多くの研究でわかっています。(青魚を沢山食べるのはちょっとな・・・という方はイワシペプチド)
14~20:運動不足、不規則な生活、睡眠不足、飲酒・喫煙、ストレスと何でも度が過ぎると危険
女性は、女性ホルモンが血圧調節作用があるため男性より心臓病になりにくいとのことですが、更年期を過ぎた頃から注意が必要。