治療+人間の体内時間を取り入れて、病気の症状が出やすい時間、薬が効きやすい時間帯に効果的な治療を行う時間療法というものがあるそうです。
同じ薬を同量に使っても、摂取するタイミングで作用の強さも違うとか。
なぜ、そんなことが起るのでしょうか!?
それは体内時計が深く関係しているようです。
きちんと規則正しい生活が送れるのも体内時計が働いているからですが、病弱な方でも健康な方でも、私たちは身体に備わっているリズムを乱す生活をしないように注意する事が大切。
体温、心拍数、血圧、ホルモンの分泌から免疫力など、身体の機能は体内時計がコントロールしていると言っても過言ではなく、リズムを保っています。
このリズムが乱れると、身体の機能のバランスを崩したり、病気リスクを高めたりします。
人間の体内時計は25時間
生体リズムを整えるポイントは、「朝、日が昇るとともに活動、夜はゆっくり休む」という動物的なリズムを崩さないこと。
なんと、人間の体内時計が作る生体リズムは1日25時間。それが朝日を浴びることでリセットされて、自然の1日24時間サイクルになるようです。
毎日規則正しい時間に起きて、起床とともに日光を浴びることが大切。カーテンを開けて部屋の窓越しに太陽光を浴びるだけでもOK。
食事も生体リズムを保つ重要なファクター。朝昼晩の3度の食事は出来るだけ決まった時間に摂ると生体リズムも正常に働くことが分っているそうです。
朝食は、炭水化物を摂って脳へ栄養を送る
昼食は、たんぱく質、脂質、ビタミンなど栄養バランス良く摂って活動エネルギーを補う
夕食は、活動も低下するので量を控える
夜は過剰な光を浴びない
質の良い安眠をするためにも、日中は適度に身体を動かして程よい疲労を。
逆に夜は、ゆったりと過ごす。
安眠イメージ・・・
睡眠のリズムをコントロールして体内時計を調節する働きのあるホルモンのメラトニンは、夜暗くなると分泌量が増え、朝明るい光を浴びると分泌量が抑制されます。
TVやPCモニターからは、紫外線が照射されています。
忙しいビジネスマンで持ち帰り仕事で、深夜までパソコンをされている方は特に注意が必要ですね(汗)