「そば」という名称を使うには、麺の原料にそば粉を三割以上使用していることが条件
なのそうです。
終戦後に沖縄が本土復帰をした4年目の1976年に、沖縄製麺共同組合へ公正取引委員会
から、「沖縄そばはそば粉を全く使用していないため、「そば」という名称を使うこと
はできない」という勧告がされました。
その名前と共に長く沖縄の人たちに親しまれてきた「沖縄そば」。
その沖縄の食文化の危機に立ち上がったのは、当時の沖縄製麺共同組合の理事長の皆さん。
何度も公正取引委員会の東京本部へ足を運び、1977年に「沖縄県内に限り」沖縄そばの名称
の使用を認可されますが、さらに粘り強く交渉を続けた結果、1978年10月7日、原料・構成・
麺の太さなどの12の定義をもらさずクリアしたものを「本場沖縄そば」という特殊名称で
登録するという認可を受けるに到り、本土への参入もできるようになりました。
特殊名称の登録は、本場出雲そばなどに続いて7番目のことだそうで、やはり熱意こそが人を
動かすのだと思いました。
という出来事があったため、今日は「沖縄そばの日」です。
岩手にも盛岡三大麺の1つ「わんこそば」がありますので、沖縄そばの日にかけて『わんこそば』
をご紹介致します♪
わんこそばは「早食い」「大食い」でご存知の方が多いと思いますが、そのイメージを覆すお話中心で
ご紹介です!
★ご注文は>>こちら(http://www.supplement-direct.co.jp/item_detail/itemId,139/)
【わんこそばの謂れ】
南部せんべいと同じく諸説があるようですが、
南部家の27代目当主の利直公が江戸に行く途中に
花巻の宿に立ち寄り食事を所望し、お殿様に失礼なものを出せないと宿の人が一口分のそばを様子見
で出すと、そのそばを利直公が気に入り「美味い美味い」と何度もおかわりをした。
というのが有名な説の1つです。
【盛岡でなく花巻の名物?】
文頭に、わんこそばを盛岡三大麺の1つと紹介しましたが、調べていくと盛岡でなく花巻の名物でも
あるようです。
【謂れ】の通り、わんこそばの元になるおそばを食べた場所が花巻なので、納得。
盛岡・花巻という「岩手県内陸部に伝わるそば」のようです。
最近では盛岡三大麺でなく、冷麺・じゃじゃ麺・わんこそばを「いわて三大麺」と呼んでいるようです。
盛岡生まれのわたし、衝撃の事実です 笑
【豊富な薬味】
「そば」というと「通」な人になればなるほど、葱・海苔などの薬味の味は邪魔。と言いますが、
わんこそばの特徴の1つは豊富な薬味。
お店によっても違いますが、葱・海苔のほかにも定番のわさびや大根おろし、なめこ、とろろ、
お漬物の盛り合わせ、とりそぼろ、更にはお刺身まで!
これらが日本風の綺麗な器に盛られ、色鮮やかさに目を楽しませながら、一口大のおそばと合わせて
食べ進めていきます。
【実は量を競うものではない?】
わんこそばのイメージといえば、「大食い」「早食い」。それを競う大会も毎年行われており、
食べた椀がどんどん目の前に積み重ねられていく様子は、見ていてとても面白いものです。
しかしわんこそばの謂れの諸説の1つに、
岩手県内陸部には、行事などの時に集まった大勢の人にそばを振舞うという風習がありましたが、
うち立てが命のそば。家族に出す時と同じ作り方をしていては、時に100人以上にもなる全員に運ぶ前に
そばがのびてしまいます。
それを防ぐために、一人分のそばを小分けにして振舞うようになり、それがわんこそばのきっかけと
いわれています。
というお話があります。
心を込めてうったそばを、全員に美味しく食べて欲しい。
そういう「おもてなしの心」を重視し、食べる人のペースに合わせゆっくりとわんこそばを椀に盛るお店も
あるそうです。
掛け声もかかるお祭り風のわんこそば
ゆっくり噛み締めて食べるわんこそば
双方の雰囲気を想像しながら、ご自宅でいかがでしょうか。。。
内容量:6人前780g(わんこそば300g×2、そばつゆ180g(30g×6))
価格:1,050円(税込)
★ご注文は>>こちら(http://www.supplement-direct.co.jp/item_detail/itemId,139/)