畳の日 ~リラックス効果のあるイグサ~
【日本9月24日】冬の衣替えを前に、畳を上げて大掃除を推奨する日として、全国畳産業振興会が9月24日を「畳の日」と制定致しました。
日本特有の敷物である畳。その歴史は古く、古事記には「菅畳八重」「皮畳八重」などの記述があります。古来より畳は富の象徴とされ、高貴な人々によって畳の文化が築かれました。
桃山時代から江戸時代にかけて、数奇屋造や茶道が発展して普及し、徐々に町人の家にも畳が敷かれるようになり、それでも身分による畳の制限の風習は残り、庶民が使用できるようになったのは江戸時代中期以降でした。畳師・畳屋と呼ばれる人々が活躍し、畳干しする家々の光景があちこちで見られるようになりました。
畳のすがすがしい香りはイグサによるものだが、イグサの香りには鎮痛効果がある。イグサの香り成分には、バニラに含まれるバニリンや樹木と同じフェトンをはじめ、リラックス効果をもたらす成分が含まれています。
また、イグサはスポンジのように小さい穴で構成された多孔質構造で、弾力性や吸放湿性、吸音性といった特性を生むだけでなく、ホルムアルデヒドなどの空気中の有害物質を吸着し減少させるというメリットがあり、和室が落ち着くというのは、まさに畳の効果といえるでしょう。
イグサの香
『畳の匂い』として頭に浮かぶのはやはり「い草の香り」ですよね。
畳を新しくした時に嗅覚に問いかける、い草の香り。日本人であれば、この香りで癒されたいと思う方も多いのではないでしょうか。
深呼吸をすればリラックス効果もありそうな、い草のチカラ。じつはい草には、フィトンチッド・ジヒドロアクチニジオリド・α-シペロン・バニリンといった芳香成分が含まれています。
この4つの芳香成分が主成分となり『癒しの香り』へと導いているのです。
・フィトンチッド
このフィトンチッドとは、テルペン類と呼ばれる有機化合物でして、この揮散している状態を浴びることを森林浴と呼んでいるのです。
本来、樹木が害虫や細菌などを防御するために分泌しているわけですが、人間が吸い込むとストレスホルモンの減少や、ガン細胞・ウイルス感染細胞を殺傷するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる効果があるとも云われているのです。
毒と薬は紙一重、人間にとっては良い効果のようですね。
・ジヒドロアクチニジオリド
紅茶や緑茶に含まれている芳香成分なんですが、自らは香りを持たず、他の香りを引き立てる特徴を持っているのです。
い草の芳香成分に混ざり、陰ながらシゴトをこなす…なかなか珍しいタイプの成分ですね。
・α-シペロン
漢方でいう香附子(コウブシ)の主成分となります。香りは字の通りで、香ばしいと云われています。
また、香附子はナガモルタと呼ばれるアロマエッセンシャルオイルでもあり、鎮静作用の効果があると云われています。
・バニリン
こちらはおなじみ、バニラの香りです。このバニラの香りにも鎮静効果があり、ストレスを軽減する働きがあると云われています。
このあまいバニラの香りもい草の成分に含まれているのです。
また、い草は通常『泥染め』という工程を経て畳表となるのですが、この作業を行なうことによりバニリンの成分が増すとも云われています。
い草は泥染めによりあの独特の香りを生み出しているわけですが、泥染めを行なわない『無染土』という畳表もあり、こちらでもい草の匂いはあります。
ですが、泥染め加工をしたい草のほうがより香りが強く、なんとなくあまい香りがするような気もします。
きっと化学作用でバニリンも増し、他の成分ともうまく調和してリラックス効果の高い香りが生み出されているのではないでしょうか。
この4つの主成分がい草の香りとなる芳香成分であり、これらがうまく混ざりあって独特の畳の匂いとなっているのです。
そしてお腹を癒してくれる匂いと言えば、「炊き立てのお米の匂い」!
大地の恵みを受けて育てられたい草の和の香り、畳の匂いを嗅ぎながら、こちらも大地の恵み「金田一う米 いわってっこ」の炊き立ての匂いを堪能しそしてアツアツを食し、夏から秋に変わる日本の季節を堪能してみるのもいいですね。
・金田一う米(あきたこまち)容量:5kg、1.2kg ・金田一う米(いわてっこ)内容量:5kg、1.2kg
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リニューアルオープンと同時に発売させていただいております岩手県産のお米。その名は、きんだいちうまい。皆さまに大変ご好評をいただいております。まだ「金田一う米」 ご存知ではない皆さまへ^^ どんなお米かと、いいますと・・岩手県二戸市にある金田一営農組合さんが、鶏糞を発酵させた無化学肥料・低農薬で真心こめて育てあげてくださったお米です。
岩手県エコファーマー認定を受け、平成17年度の全国環境保全型農業推進コンクールで優秀賞を受賞!お米の品種は、あきたこまち と いわてっこ の2種類。
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