40代後半から、誰でもお腹太りになりやすくなる・・・永遠のテーマではないでしょうか!?
腹部がポッコリ、わき腹に付いたぜい肉で浮き輪みたい(汗)。ぜい肉でたぶついたりして体型も崩れます。そのせいで実年齢よりも老けて見えてしまう方もいます。
さらに、内臓脂肪がたっぷり付いているお腹太りの場合は、高血圧や糖尿病など生活習慣病や、心臓病、脳卒中など循環器系疾患を招くリスクも高まりますよね。
健康管理のためにもダイエットは急務、でも中高年の方は、若い方と同じようにダイエットを行っても思ったほどの結果は得られず。むしろ、安易なダイエットは不健康だったり、リバウンドで逆に太ってしまったり要注意。
自身も10kg以上のダイエットに成功された腹ペコトレの川村昌嗣先生は、ダイエットの王道速歩と減食について問題点を指摘されています。
ノロノロ運転は燃費が悪い、車の燃費と一緒
速歩は、ウォーキングの一種でダイエットに効果があると言われブームになりました。有酸素運動であるウォーキングは、脂肪燃焼を促す効果が高く、年齢に関係なく誰でも取り組める運動。
しかし、速歩はウォーキングよりも早いペースで歩き、身体にも負担がかかるので、中高年の場合、少し注意が必要。
大きく腕を振って歩幅を広げたりし速足で歩くため、速足で歩くと勢いがつき足や腰に負担をかけてしまったり、かかと、足首、ひざ、腰などを痛めることまであるとのこと。
つまり、運動不足の中高年が、いきなり速歩を行うのはリスクがあるので、筋力が衰えた中高年の場合は、ゆっくりと歩いた方が効果が期待出来るようです。
歩き方消費カロリー 時速 消費kcal/1kmあたり
ぶらぶら歩き 3.0km 52kcal
緩やかな歩き 3.6km 48kcal
普通の徒歩 4.5km 43kcal
大股歩き 6.0km 37kcal
急ぎ足の歩き(速歩) 7.0km 50kcal
全力の歩き 8.0km 75kcal
自動車の燃費は、時速100kmの高速運転よりも、一般道で時速40kmで運転するときの方が、ガソリンの燃費が悪いですが、人間が歩く場合も同様。
上記の様に、ぶらぶら歩きの方が、速歩よりも多くのカロリーが消費されます。
走るように歩いた場合は、消費カロリーは増えますが、長時間歩くことは出来ず、さらに、歩く時間が短いのに、お菓子など食べると消費したカロリー以上の補給をしてしまう恐れまで(汗)
運動したから今日は多く食べていいかな、はダメ!!
どんなに運動をしても、消費カロリー以上に食事を摂れば効果なし。お腹太り解消には、ある程度の減食も必要。
でも、中高年の方が、極端に減食すると栄養不足で基礎代謝がダウンして逆に太ってしまう場合もあるため気をつけなければならないようです。
ストレスによる過食も要注意。無理に減食を続けると、抑えていた食欲でストレスが溜まりがち。
「運動したから多めにたべてもOK」「ランチ抜いたから、夜は多めに食べてもOK」は、絶対にNG。
この反動が過食につながり、リバウンドしてしまうようです。
量も大切ですが、ゆっくり良く噛んで食べることが重要。
ゆっくり食べられない方は、1口分の量を減らすと、噛む回数は一緒なので、多く噛んだことになります。
カレーを食べるときにスプーンにのせる量を1/3にすれば、3倍噛んだことになる、理屈ですね^^。