5月、肌が黒く焼けるUV-Aタイプの紫外線が年間で一番多くなります・・・だから今からの紫外線対策がお肌ケアにベスト、、ですが一般的に言われる「紫外線=お肌やアンチエイジングの天敵」とは、どうしてなのか紫外線について勉強してみました!!
●まずは、紫外線について
地球に到達する太陽光線は、紫外線、赤外線、可視光線と大きく3つにわかれ、紫外線は、波長が短くエネルギーの高い光のこと。
~太陽光線の波長~
・紫外線は約200nm~380nm(ナノメーター。1mの10億分の1)
・可視光線が380nm~760nm
・赤外線が760nm以上。
可視光線は光を、赤外線は熱を地上へ送っています。紫外線は皮膚でビタミンDを合成しますが冬の太陽光を浴びるだけで十分であり、食事から摂取も可能。さらに、現代社会では環境破壊が進みオゾンホールも増え紫外線の照射率が極度に高まっており、生物に活性酸素を過剰にもたらす等、有害な影響が大問題となっています。このことはSOD様食品を開発された京大医学博士 丹羽靱負先生が30年前から持論として、いつも唱えていらっしゃることでもあります。
紫外線は、さらにUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。
~紫外線の種類~
・UV-A 380-320(nm)
大気圏でほぼ吸収されず地上に達する。肌が黒くなる日焼けをする。大量に浴びるとDNAが損傷、皮膚の老化が早まる。
・UV-B 320-280(nm)
オゾン層の増減で、地上に到達する量が変化する。肌が赤くなる日焼け(サンバーン)をする。大量に浴びると免疫力の低下、皮膚癌、白内障を引き起こす恐れがある。
・UV-C 280-200(nm)
オゾン層によりほとんど吸収されるため地上にはほぼ到達しない。殺菌光線と呼ばれており、免疫力の低下、皮膚癌、白内障を引き起こす。
このように強力なのに、もし紫外線対策を全くしないと想像するだけで恐ろしいですね(汗)
~紫外線予防対策~
UV-Aは太陽が最も高くなる5月がピークとなります。しかし、最も少ない冬の時期でも、UV-Aは2分の1、なので年間を通して紫外線対策をする必要あり。また、UV-Bはオゾン量が最も減る8月頃にピークを迎えます。
●食事やサプリメントで体内から補助
紫外線対策は、もちろん紫外線に当たらないことが一番ですが、生活上、全ての紫外線を避けることは不可能。だから食事やサプリメントでビタミンやCoQ10等の抗酸化物質や美白サプリのメロンのチカラ等のスキンケアサプリを摂取し、紫外線に当たった後の処理がとっても大切です。
●肌を紫外線にさらさない
帽子、日傘等を活用して肌に紫外線が当たらないよう根本的な対策をとることが大切!!日焼け止め化粧品もこまめに塗り直すのがベスト!!
●目に紫外線を入れない
目に紫外線が照射されるだけで肌に当たっていなくても、その情報が伝達して脳に伝わりメラニン色素が生成されてしまいます。だからサングラス等で目を隠しておくのは非常に効果的!!
☆豆知識
1.日焼け止め化粧品の仕組み
日焼け止め化粧品には、UV-Aを吸収するA波吸収剤(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン)や、B波吸収剤(メトキシケイヒ酸オクチル等)を使ったものがあり紫外線エネルギーを吸収し熱に化学変化させて放出してしまうそうです。また、酸化亜鉛や酸化チタンといった金属の微粒子化合物の粉末を肌に塗ることによって紫外線を散乱・反射させるタイプまであるようで、、、そういったものに耐水性やスキンケア、美白の特性等を組み合わせて、肌を紫外線から守っているとのこと。化学のチカラって凄いですね^^
2.SPFとかPAについて(紫外線防止効果の指標)
・SPF(Sun Protection Factor)
UV-Bが対象で、サンバーン防止効果を示す数値。数値が高いほど、効果が高い。
・SP(Protection Grade of UVA)
UV-Aが対象で、即時黒化(一時的に皮膚が黒くなる現象)を利用したUV-Aの防止効果を示す指標。3段階でPA+のプラスが多いほど効果が高い。
日常生活ではSPF10やPA+で十分と言われています。アウトドア等で野外に長時間いる場合は、日焼け止めの指数の高いものがベターですが、それよりも、こまめに塗り直すことを忘れずに行う方が効果が持続します。
これからの良い季節、皆様も、日除けやサプリメントでしっかり紫外線対策を行って、美白や老化を予防しながら、野外レジャーも楽しまれてはいかがでしょうか!?