ダイエットで一躍メジャーになりブームが過ぎたCoQ10。しかし、本来の機能はもっともっと素晴らしく、一般的にも見直されているとか!?
心臓は、全身に血液を送り出すため収縮・拡張のポンプ作用を1日に、なんと10万回も繰り返している働き者。ありがうございます^^。
そのため、心臓は、ほかの臓器よりも極端に多くのエネルギーが必要。
逆に、もし仮に
心臓がエネルギー不足だと→ポンプ作用が低下→血流の低下
となり、
全身の細胞で酸素・栄養不足→臓器・筋肉・神経の働きが低下
になってしまいます(汗)
銀座東京クリニックの福田一典院長は、心臓そのものも血液不足の虚血状態に陥り、拍動が乱れて、動悸や息切れが起こるほか、不整脈・狭心症・心筋梗塞などの心臓病を招く危険性が高まると説明されています。
この心臓のエネルギーに深く関わっているのが、コエンザイムQ10(CoQ10)。
数年前に空前のブームになったのでご存知の方も多いCoQ10は、ビタミンのような栄養成分で、どんな動植物にも含まれている物質。人間の身体には、心臓、腎臓、肝臓や、筋肉といったエネルギーを非常に多く使う臓器や組織に多く存在しています。
28倍ものパワー
CoQ10の働き
・エネルギーを産生している細胞中のミトコンドリアの働きを手助けする補酵素 ※補酵素とは、体内での化学反応を助ける物質
・強力な抗酸化力で活性酸素に打ち勝つ
ですが、
CoQ10が豊富にある場合と無い場合を比べると、何と28倍も多くエネルギーを産生出来る、と実験データあり!!
でも・・・・
20歳を越えると年と共に年々減少してきます。
特に心臓は激しく20歳と比較すると
40歳・・・・68.2%
80歳・・・・42.9%
なんと半分以下(汗)
心臓は、高年齢になるほどポンプ作用が低下して、動悸や息切れの原因に・・・・
その原因の1つがCoQ10不足。
実際に米国で、心臓病の患者の75%は、心臓中のCoQ10が極めて不足していた、と試験報告されています。
つまり、CoQ10を摂れば心臓が元気になるのでしょうか?
CoQ10は、心臓の拍動を強くし、リズムを安定させることが日本の研究でも明らかになっているようです。さらに、CoQ10不足の人が、CoQ10を摂取することにより心臓の働きが強化されることも、米国の研究で確かめられています。
試験方法
====================================================
●初日~29日目
男女5人の被験者が、高コレステロール血症の薬を服用。この薬は、血液中のCoQ10濃度を減少させる。
●30~35日目
高コレステロール血症の薬と一緒にCoQ10を摂る。
●36日~40日目
CoQ10だけ摂取。
これら40日間のCoQ10濃度と心臓からの血液出量の変化を比べると、血液中のCoQ10濃度が高いほど血液出量が増え、最後の5日間は、平均30%UPした結果に。
====================================================
福田院長は、この優れた働きを持つCoQ10は、米国では50年も前から心臓病の治療薬として使用され、その後、欧米では医薬品よりも栄養補助食品として、様々な悩みを持つ人に活用されていた経緯があるとお話されています。
日本でも実際に医療現場でも使われているCoQ10、、ダイエットブームが過ぎたCoQ10ですが、やっと真価が認知されてきているようですよ