2012年6/24(日) NHK情報番組『サキどり』にて、済陽院長と患者さまが取材され放映されました。
詳しくは、NHKサイトhttp://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/120624.html
減塩後進国ニッポン!
というタイトルの番組で減塩することの大切さを伝える番組です。
塩分は、生物にとって体内のミネラルバランスを保つために欠かせないもの。
しかし、アメリカの大学で行われた動物実験では、
塩を与え続けたマウスから塩を絶つ
↓
脳細胞に特定のタンパク質が増えるという結果に
↓
このタンパク質、麻薬依存患者がコカインやヘロインを絶った時に作られるものと同じだとか
つまり、「塩は依存性がある」という驚愕の事実が判明してしまったのですね。
塩分は、人間に必要不可欠、けど過剰摂取はNG。
ところが、日本はイギリスと比べると”減塩後進国”と言われています。
イギリスの食品表示
減塩先進国イギリスと日本の食品表示を比較すると、
イギリスの食品表示には、健康に関わる5つの物質が表示されていて、さらに一日の摂取目標値に占める割合も表示されています。例えばこの製品を食べた場合、書かれている分量を食べたら、1日に摂る食塩の25%、4分の1を摂取したということが一目瞭然で分かります。
塩分量を計算しよう
エネルギーやタンパク質など5つの項目が書かれている栄養成分表示の中で、「ナトリウム」から、おおよその食塩量が計算出来ちゃうそうです。
ナトリウム量(mg)×2.54/1,000 = 食塩量(g)
例)ナトリウム量939mgだと、
939×2.54/1,000=2.38506g →食塩量
さて、ここから万葉効草の開発者でもある済陽院長の取材。
健康のためにとても有意義な記事のため転載させていただきました。
がん細胞が消えた!妻が支えた驚異の減塩
埼玉県県内の建設会社で働く吉田賢(まさる)さん。2年前、がんが見つかりました。病名は「悪性リンパ腫」。大腸の近くにある2か所のリンパ節にがんがあり、進行度は4段階のうちの「ステージ2」。治る見込みは50%と言われました。しかしその6か月後、がんが全て消えたのです。吉田さんを生還に導いたのは、妻・のりこさんの料理。徹底したのは”限りなく塩分を減らすこと”です。今も再発を防ぐため、そのメニューを続けています。例えば、タラのスープは塩を一切使わず、代わりにおろしたショウガにこしょうを効かせます。また副菜に使うシラスは一回水につけて、塩を抜いて使います。吉田さんは抗がん剤を服用しながら、こうした食事を6か月間続けたところ、がんが全て消えたのです。
限りなく無塩でがんに勝つ!食事療法の驚異の効果
このような食事療法を薦めているのは、東京板橋区にあるクリニック。院長の済陽高穂(わたよう・たかほ)さんは、がん患者への診察・治療を続けるかたわら、5年前から独自の食事指導を始めました。(※済陽さんが提唱する食事療法のポイントは下記・お問い合わせ先)10年前。外科医として都立病院に勤務し、「がんは切って治すもの」と信じて疑わなかった済陽さんは、その信念を大きく揺るがすデータを目にしました。済陽さんたちが実際に手術した患者の52%が5年以内に亡くなっていたのです。
国内外の資料を調べると、”食事”が免疫力や代謝を高め、がんの治療にも役立つことが分かりました。そこで食事指導を徹底した結果、生存率は71%まで改善。しかも、がんが治癒、または改善した人が全体の64%に達したのです。
余命13か月からの生還 食事療法 3年の結果は
済陽さんの患者の中には、絶望のふちから這い上がった人もいます。神奈川県に住む志澤弘さん。3年前、人間ドックで大きさ4cmほどの胃がんが見つかりました。進行度は最も悪い「ステージ4」。肝臓やリンパ節にも転移していて、医師からはもはや手術は不可能、余命は13か月と宣告されました。わらにもすがる思いで食事療法を始めた志澤さん。「自宅に居ると知らず知らずのうちに塩分の入った食材を食べてしまうかもしれない。」と自宅近くにマンションを借り、1人暮らしを始めました。
家族と離れ、抗がん剤を服用しながら、ひとり食事療法を続ける志澤さん。この日もスーパーに買物に出かけます。しかし、食塩の入っていない食べ物を見つけるのは極めて難しい…。たとえば、かつては毎朝のように食べていた食パンにも、調理がいらないお惣菜にも、塩の代わりに使おうと思った調味料にも、そのほとんどに塩が入っています。「どの食品を見ても、けっこう塩分塩分と書いてあるので、もう迷うし時間もかかるし、どうやって作ろうかって悩むし…イチバン最初のころは結構苦労が多かったですね。」結局この日買ったのは、オレンジ、めかぶ、納豆など8品だけでした。
買い物から戻った志澤さん。食事作りにとりかかります。味付けに使う調味料はハーブを中心に20種類。塩分が入っていないものを見極め、一つ一つ買い揃えました。慎重に食材を選ぶことこそ、志澤さんにとっての治療なのです。「これで体を作っている、これで病気を治しているっていう実感がものすごく強い。今食べている食事が、がん細胞を新しい細胞と入れ替えてくれるわけなんで。」徹底した食事療法を続けてまもなく3年。今月はじめ、志澤さんは済陽さんの病院を訪れました。果たして、診察の結果は?…なんと、がんが4分の1ぐらいに小さくなっていました!一時は手遅れと宣告された志澤さん。減塩の食事療法を続け、手術ができるレベルにまで、驚異の回復を遂げました。
済陽先生の食事指導の8か条は、制限するものが塩分、動物性たんぱく質。摂取を心がけるものが、大量の野菜・果物、胚芽・豆・イモ、ヨーグルト・海藻・キノコ、ハチミツ・レモン・ビール酵母、オリーブ油・ゴマ油・ナタネ油、自然水。
健康な方も、簡単にできることから心がけるのが健康維持の第一歩ですね。