おせち料理でも出てくる黒豆ですが大豆の仲間だとご存知でしたか!?種皮にアントシアニン色素を多く含むため黒っぽく、黒大豆、ぶどう豆とも呼ばれるそうで、ダイエットに役立つ食材として黒豆やアズキが密かにブームに。
玄米に混ぜて炊き込めば優秀なダイエット食「黒豆ごはん」も簡単に出来ちゃう優れもの♪
黒豆ごはんのパワーは整腸作用!?
黒豆や小豆に含まれる食物繊維は、ごぼうやサツマイモ以上。さらに黒豆にはオリゴ糖も豊富で、これら有効成分が一緒になって腸内環境を整えて、自身の乳酸菌を増やし、腸を活発にします。
食物繊維は、腸管内で水分を吸収 → 他の内容物と膨張 → 便が軟らかくなりスムーズに排泄
玄米も食物繊維が豊富なので、黒豆+小豆+玄米ご飯は食物繊維の3拍子♪
そして黒豆には、3糖類のラフィノース、4糖類のスタキノースといったオリゴ糖が豊富。
腸内善玉菌の代表ビフィズス菌はオリゴ糖が大好物。腸内でどんどん食べて増殖し、善玉菌が増えて、悪玉菌が減って腸内環境が整います。
これがダイエット成功への近道。でも何故でしょう?
腸が活発になると、栄養吸収・老廃物の排泄がスムーズ → 新陳代謝UP
すると、エネルギーが効率よく消費 & 食物繊維が余分な脂肪を吸着して排出
これによりダイエット!!という理論。
食物繊維の多い食品 100g中(単位g)
水溶性 不溶性 総量
豆類(全粒、乾)
インゲン豆 3.3 16.0 19.3
小豆 1.2 16.6 17.8
えんどう豆 1.2 16.2 17.4
大豆 1.8 15.3 17.1
ヒヨコ豆 1.2 15.1 16.3
そら豆 1.3 8.0 9.3
野菜、芋類(生)
ごぼう 2.3 3.4 5.7
ブロッコリー 0.7 3.7 4.4
人参 0.7 2.0 2.7
さつま芋 0.5 1.8 2.3
大根 0.5 0.9 1.4
穀物、海藻、きのこ類(乾燥)
キクラゲ 0 57.4 57.4
ヒジキ ― ― 43.3
真昆布 ― ― 27.1
ブナシメジ(生) 0.3 3.4 3.7
玄米 0.7 2.3 3.0
果物
杏子(乾) 4.3 5.5 9.8
アボガド 1.7 3.6 5.3
リンゴ 0.3 1.2 1.5
バナナ 0.1 1.0 1.1
五訂増補食品成分表2010 参照
※―は未測定につき不明
ポリフェノールも強い味方
ポリフェノールは、植物の色素や灰汁の成分ですが、私たちの健康にとても役立っています。
それは、
体内での脂肪吸収を抑制する働き。
緑茶やウーロン茶が良い例えで、焼肉や揚げ物など脂っこい食事の後にお茶を飲むとスッキリした感じがしますよね!?
これが緑茶のカテキン、ウーロン茶のタンニンといったポリフェノールのちから。
ポリフェノールを摂取すると、脂肪が排出されやすくなるためで=ダイエットに結びついています。
ポリフェノールには、沢山の種類がありますが、ポリフェノールが多い小豆にはアントシアニン、黒豆にはカテキン。
以上のように、黒豆ごはんでダイエットすれば、多くの健康効果まで得られちゃうのです。
食物繊維は、生活習慣病と呼ばれる大腸がん、動脈硬化、糖尿病などの予防や改善に有効。
ポリフェノールは、優れた抗酸化作用で健康体に保つ。
食物繊維やポリフェノールなど栄養成分としては黒豆・小豆がおススメ。
ちょっと飽きを感じる方には、金時豆・トラ豆などインゲン豆種や、ヒヨコ豆も歯ごたえ抜群でおススメです。
色々な豆を試して健康ライフをおくってみてはいかがでしょうか。
ヒジキや昆布など海藻類も一緒に加えればバラエティ豊かで、ミネラルや食物繊維も豊富♪
黒豆に熱湯を注いでお茶にしても美味しいですし、フヤけた黒豆で小腹を満たして健康的です!!