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Archive: 11月 24th, 2013

太らない食事法


「糖尿病」や、「糖尿病の疑いあり」の人を合計すると、日本に2,000万人以上いると言われているようです。6人に1人が糖尿病+糖尿病予備軍という計算(汗)。
この糖尿病、ただ血糖値が高い状態が続くだけならまだしも、血液中のブドウ糖が少しずつ血管をボロボロにしていき、やがて、失明や神経障害、脳卒中、心筋梗塞に至るまで様々な合併症を引き起こします。

 

栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅先生によれば糖尿病の進行による恐ろしい合併症を防ぐために、糖尿病患者さんにしてもらうことは、

 

血糖値のコントロール

血糖値を上げ過ぎないよう、食事制限やインスリン注射、運動など生活のあらゆる場面で気を付けてもらいます。とのこと。

 

何も気にせず自由に家族や友人と食事を楽しむ。今まで当たり前だったことも糖尿病にかかると難しくなってしまうのは非常に悲しいですね。

多くの人が一様に食べたり飲んだりすることが好きなので、食べたいものを我慢する、ということは大変困難なようです。栗原先生は、そんな患者さん達を診て、糖尿病の人でも何とか楽しんで食事をする方法がないかと考え、色々と研究されたそうです。

 

 

血糖値の急上昇防止には食べる順番の工夫が効果的

血糖値を気にしている人が食事の際に気をつけるべきことは、ズバリ食べる順番。

栗原先生も、食事のはじめに野菜や海藻類、キノコなどカロリーが少なく、消化に時間がかかるものを食べましょう、とアドバイスされているそうです。

はじめに野菜などを食べると、ゆっくりと血糖値が上がっていき、満腹中枢が刺激され、「お腹がいっぱいになってきた」と感じるようになります。その後でカロリーの高い肉類やご飯などを食べれば、食べ過ぎるということがなくなるので、血糖値の上がり過ぎ、カロリーの摂り過ぎを防げます。

 

食べ物の中でも、特に血糖値を上げる原因になるのは、ご飯や麺類、パンなどの炭水化物、さらに果物。炭水化物は小腸で吸収され速やかに糖になってしまいます。脂質やたんぱく質の方がはるかに吸収が遅いのですって!!

ですから、この炭水化物を食事の最初に食べてしまうと、血糖値は驚くほど急上昇するので糖尿病の人にはよくありません。

 

でも、食事のはじめに炭水化物を食べることのデメリットはこれだけではないようです。

食事をすると血糖値は上昇します。そして、上昇した血糖値を下げようと身体が反応し、インスリンというホルモンがすい臓から分泌されます。ゆっくりと血糖値が上昇した場合、インスリンは必要な量しか分泌されません。しかし、急上昇した場合は必要以上のインスリンが分泌されます。この必要以上のインスリンが厄介・・・

 

例えば、インスリンが50が必要だとします。
しかし、70出てしまった場合、余った20のインスリンは・・・何と、食べたもの(炭水化物)を脂肪に変えてしまうそうです。この働きにより身体に脂肪がつき、太ってしまいます。

また、ゆっくりと食べて血糖値をゆるやかに上げれば6時間満腹感がもつのに、急いで食べて血糖値を急上昇させると、早ければ2~3時間でお腹がすくというデータもあります。

 

食事のはじめに炭水化物を食べる事は、

・血糖値の面からも
・ダイエットの面からも

 

オススメできないのですね(涙)。

 

 

せっかく外食するならば、皆と楽しんで食べよう

血糖値を上げ過ぎない、太らないために、炭水化物を摂らない事が大切。しかし、具体的にどのような食事をしたらよいのでしょうか。

1日の食事でより多くの食品を食べられれば理想ですが、現実は厳しい。

そこで、栗原先生は栄養のバランスがよくて血糖値を上げにくく、なおかつ脂肪もためにくい食品を1日8種類食べることを薦めています。

 

そのキーワードは「オサカナスキヤネ」。

これは語呂合わせで、オはお茶、サは魚、カは海藻、ナは納豆、スは酢、キはきのこ、ヤは野菜、ネはネギ類を指します。

 

例えば、きのことタマネギの味噌汁に納豆ご飯でもう3種類クリア。この「オサカナスキヤネ」を是非心がけてみましょう!!

その他に楽しんで食べることも血糖値を上げない、太らないために大切な要素。ストレスを感じることでも血糖値は上昇するようです。そのため「本当は食べちゃダメなのに・・・」などと罪悪感を抱きながら食事をすると、身体はストレスを感じて血糖値が上がり過ぎてしまうのです。折角美味しいものを食べるなら、思う存分楽しんで食べるのも血糖値を下げる秘訣のようですよ^^。

 

 

血糖値を上げない、太らない食事法8

その1.夕食は寝る3時間前までに済ませる
身体は、使わないエネルギーを脂肪として蓄積します。夕食の後は、寝るだけ。消費エネルギーも少なくなるため、夕食で摂った栄養は脂肪として蓄積されやすくなります。それを考慮し、夕食は寝る3時間前までに済ませるのがベスト。24時に寝る人は、遅くても21時までには食べ終えるように

 

その2.水やお茶を食事前に1杯飲む
脳の満腹中枢が刺激されると「お腹いっぱい」と信号が出され食欲がなくなります。この満腹中枢を刺激する方法の1つが、胃の拡張。食べ物や飲み物が胃に入り、胃の中がいっぱいになると刺激されます。食前に水やお茶を1杯飲んでおくと、胃が拡張され、普段より少量の食事で満足出来るようになります。

 

その3.鍋料理を週2~3回食べる
鍋料理は、血糖値を上げない、太らない料理の代表。これからの季節は是非、週2~3回のペースで摂り入れましょう。なぜなら、鍋は野菜がたっぷり摂れて健康的な上、汁物で満腹感も得られやすい料理だから。野菜からは食物繊維が摂れ、他の食材の消化をゆっくりにし、血糖値の急上昇を防ぎます。また、主食の炭水化物を摂らなくても、お腹が満たされるのも利点。ちなみに鍋ならせんべい汁↓↓ですよ^^
北家 いか崎家の南部せんべい汁

 

その4.食べる順番は野菜から口にする
食べる順は、食物繊維→たんぱく質→炭水化物、がベスト。食べる順番次第で、血糖値の上がり方は、緩やかになったり、急激になったりします。空腹時は、消化吸収がよいので、先にご飯などの糖質の多いものを摂ってしまうと血糖値を急に上げる原因になります。消化に時間のかかる食物繊維の多い野菜を先に摂ることで、血糖値の急上昇は抑えられるのです。

 

その5.20回程度は噛んで食べる(口に入れる量を少なくする)
食欲のコントロールをしている満腹中枢は、咀嚼することでホルモンが分泌されて刺激されます。料理を味わいながら、おかずを20回程度は噛みましょう。よく噛んで食べれば早食い防止にもなります。どうしても噛む回数を増やせないという方は、1回に口に入れる量を半分にして、同じ回数噛めば、2倍噛んだ事になるという秘策もあるんですよ^^

 

その6.具だくさん味噌汁を飲む
水分を摂ればお腹が膨らみ、満腹中枢を刺激するので、食事に味噌汁などの汁物をつけるのはダイエットにはお薦め。たっぷりの野菜や海藻、きのこ類などを入れれば、ボリュームも満点ですし、どれも低カロリーで血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる食材なのでダブルメリット。

 

その7.野菜・海藻・豆類・キノコ類・肉・魚をバランスよく
主食である白米や食パンなどの炭水化物は、糖質が多く、血糖値を上昇させるため、おかず少なめで、主食を多く食べると血糖値を上げる太りやすい食べ方になります。野菜や海藻、豆類、キノコ、肉に魚とおかずをバランスよく食べて満腹にするのが賢い食事法。多種類の食材を摂ることで、自然と白米の量も減り、血糖コントロールがし易くなります。

 

その8.玄米か雑穀米を活用する
白米は、精米し胚芽や糠層を取り除いたことで口当たりは良くなりますが、食物繊維、たんぱく質、ビタミンB1、カリウムなどの多くの栄養素がそぎ落とされて、血糖値を上げやすくしています。主食は、食物繊維や多くの栄養素がとれる玄米や、雑穀を取り入れることで血糖値を上げにくくしましょう。
ちなみに当店は、雑穀生産量が日本No1の岩手から直送しておりますよ~^^。太りやすい冬、、ダイエットに国産アラビノース300+難消化性デキストリン4500雑穀に、色々工夫して体重管理にお役立てください!!

 

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