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Archive: 2月 9th, 2013

首を温めよう


免疫機能が活発になる理想的な体温は37℃前後なのに、現代日本人の平均体温は、50年前に比べて0.5~0.7℃も下がっていると言われています。

 

その原因は色々とありますが・・・

原因1.文明社会では1年を通じて身体の内外から体温を奪われてしまっているから。

エアコン等の暖房設備で、建物や電車の中などは、

冬は暖房で暖かく → 暖房でかいた汗が外で冷やされる
夏は冷房で冷たい → 夏は外でかいた汗が急激に冷やされる
年がら年中、汗が冷やされるため身体の芯から冷えています。

 

原因2.冷蔵庫の普及で、1年中冷たいモノを食べたり飲んだり出来る私たち。

真冬でも、温かい家で冷えたドリンクを飲む人もいますが、冷たいモノを口にすると、その情報が脳に伝わり、胃や腸が直ぐに収縮し血流が減って、身体が冷えてしまうようです。

 

原因3.現代人の悩み、仕事や家庭での様々なストレスも、冷えの大きな原因の1つに・・・。

心身にストレスがかかると、交感神経が緊張し血管が収縮し、血流が悪くなって、身体が冷えてしまいます。身体の冷え⇒心の冷えに繋がり、精神的に不安定になったりするケースも多いようです。身体が冷えると血液の巡りが悪くなり、細胞機能が衰え、代謝が低下、神経系、内分泌系に悪影響を及ぼします。さらに、免疫機能も低下してしまい良い事が全くありません。

代謝や内分泌系の不調は、糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病の要因になります。神経痛の不調は、不眠や頭痛の原因となり、うつを発症する場合まで・・・。
免疫機能が低下すると、膠原病、腎臓病、ガンなど難病に至る恐れまであります。遺伝子の修復酵素の働きも低下。

なんと、

体温が1℃低くなると、

代謝機能12~20%ダウン
免疫機能30%ダウン


するそうです。
ということは逆に、体温を高くすれば、様々な症状や不調を良く出来る、、ということ^^

 

 

「首を温める」と、「全身を温める」のと同じ効果

「病気の種」である冷えを改善するために、「首を温める」ことは、もっともベストなオススメ方法。

首は、皮膚の近くに頭と体をつなぐ太い動脈が通っています。首を温めることにより、頸動脈を流れる大量の血液が温められ、全身に巡るため効率良く温まります。その結果、血流が改善して、体温も上昇。
さらに、首には、リラックス関係の副交感神経が通っているので、首を温めることでストレスが軽減、リラックス効果も。

また、首を温めて体温が高くなれば、免疫機能が正常に働き、冷えが原因で起きていた不調が改善します。

最近では、首を温めるレンジでチンする簡単な物や湯たんぽ等の商品も見かけるのではないでしょうか!!

これは中に小豆が入っていて電子レンジで温めるお手軽タイプ。値段も手ごろ♪

でも、これが無くても大丈夫。空のペットボトルに40℃ぐらいのお湯を入れてタオルで巻けば即席で完成しちゃいます。

首を温める時間は、「あぁ~温かいなぁ」と感じるぐらいが目安。

夕方や就寝前は副交感神経が優位になるため、その時間帯が温める最適な頃。温めることにより良い安眠も得られるかも知れません。温めすぎないように注意しながら首の横や裏など全周囲を温めましょう。
外出時はマフラーや、お家でも軽く首周りを保温しておくことが冷えを解消する小まめなケアです。

 

お手軽に出来ますので皆様もトライしてみてはいかがでしょうか。

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