高血圧は健康に良くないですよね?
そう思っている方が多いと思います。
でも間違いではないけど、必ずしも正しい訳でもないようです。
高血圧=病気 ではなく、血圧が高い状態、だけという認識。
そもそも加齢に伴う血圧の上昇は自然なことだとか・・・!?
高齢になるとともに動脈硬化で血管が狭くなるため、身体は血液を送り出す力を強くするから、という理由。
昔は「年齢+90」が高血圧の基準だった事もあるそうですが、現在は、年齢や性別関係なく同じ基準で診断されます。
でも、加齢によって血圧が上がるのは、血液をうまく流すためなので、降圧剤で無理に下げるのは身体に危険だと、内科医の松本光正先生は説明されています。『血圧心配症ですよ!まだ「薬」で血圧を下げているあなたへ』(本の泉社)より。
逆に降圧剤で血圧を下げた結果、心臓より上の脳へ血液が運ばれなくなる、となれば認知症や鬱にもなりかねないそうですよ(汗)
高血圧だと脳卒中が怖い、、と思われる、
高血圧が関係するのは脳出血だけ。『脳卒中データバンク』によると、脳出血の割合は、1950年代には脳卒中の95%だったのが、現在では18%程度。
脳卒中とは・・・・・脳出血、くも膜下出血、脳梗塞の3つ
脳梗塞の発症率が2倍!?
「降圧剤を服用している人は、脳梗塞の発症率が2倍になる可能性がある」と東海大医学部教授の大櫛陽一先生を筆頭に、多くの先生が危険性を提唱しています。さらに降圧剤が癌の発生リスクを高めるという先生までいるそうです。
高血圧によって、脳出血のリスクが高まるのは事実ですが、降圧剤が脳梗塞や癌、認知症を招く可能性は決して無視できるものではないようです。
ある程度の年齢になれば、血圧が高くなるのは自然なことと捉え、薬に頼るよりも、カロリーを控えた食事、お酒は少々、禁煙、過度なストレスは血圧を上げるのでリラックスを心がけるなど、日々の生活習慣の見直しをされるのも良いのではないでしょうか。