食事指導で癌を治す済陽院長も玄米菜食を奨められていますが、お隣の韓国では、「生玄米ダイエット」なるものがブームらしい・・・・経済成長著しく、食生活まで欧米化した韓国も、日本と同じく肥満が社会問題となってきているようです。
肥満は、高血糖から高血圧などを伴い、動脈硬化など生活習慣病につながってしまうので、生活習慣を見直して肥満解消が大切。カロリーオーバーと偏った栄養が、肥満の原因だと問題視されていますが、食べ過ぎると、腸内に便が残り宿便となって溜まってしまい、いくら胃腸が強い方でも、便秘と宿便で血液が汚れてしまうようです。
ドロドロ血液は、癌や脳梗塞から心筋梗塞など循環器系疾患や、アトピーから肩こり、冷え性まで、様々な病気の発症に関係しています。
さらに、動物性タンパクや、糖質、脂質の摂り過ぎも生活習慣病を引き起こす原因。そこで健康維持、未病のための食事として、済陽院長も奨めているのが玄米菜食なのです。
穀類は、精白して取り除かれる胚芽や糠の部分に、豊富な栄養が含まれています。玄米の胚芽や糠には、ビタミン類や食物繊維が多い多い。
白米と栄養素を比べると
ビタミンB1・・・4倍~
ビタミンE ・・・4倍~
食物繊維・・・・4倍~
ビタミンB2・・・2倍
鉄・・・・・・・2倍~
リン・・・・・・2倍~
こんなに差が・・・つまり、白米は、玄米の栄養素を捨ててしまった残り(汗)
水兵さんが脚気に!?
こんな逸話が・・・戦争中、海軍は陸軍よりお金持ちのエリートだったため、当時、海兵隊は、高価で貴重だった白米を食べていた。逆に、歩兵隊は、玄米を食べていた。そのうち、水兵さんが全員脚気になったが、歩兵さんは元気だった。
これは白米と玄米のビタミン栄養価の違いでなってしまったのです。
さらに、生玄米は、肥満の解消にも非常にオススメ!!
玄米の主成分でんぷんは、生のときはβでんぷんですが、熱を加えて炊くとαでんぷんになります。
αでんぷんは、唾液や小腸からアミラーゼなど消化酵素でブドウ糖に分解されて吸収されます。
でも、βでんぷんは、
消化酵素で分解されず=吸収されない
食べたβでんぷんは、そのまま大腸まで行って、腸内細菌で酪酸、酢酸、プロピオン酸などになります。
腸内環境も酸性 → ビフィズス菌や乳酸菌など善玉菌が活発 →腸内環境↑ → 便通も改善
さらに、食物繊維も豊富。排泄量もUP。といい事尽くめ。
ローフードのように生玄米、生野菜を食べることは、ビタミン・ミネラルを摂取する上でも良い食習慣ではないでしょうか。