今日はラブレターの日です。
春めいた時期に合わせたあまい日ですね。
松竹が映画『ラブ・レター』のPRのために制定。
五(こ)二(ふ)三(み)で「こいぶみ」(恋文)の語呂合せと、
浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』の公開初日であったことが由来です。
あまい日ですが、日本人なら塩分!
↑写真は塩鮭ですが;^^
今日はほんのり塩味の南部せんべい『志賀 えごま南部せんべい』をご紹介致します。
【志賀煎餅】
岩手を代表するの郷土菓子の1つ南部せんべい。
岩手には南部せんべいを作る会社が多くあり、志賀煎餅さんもその1つです。
創業は大正15年と古く、せんべい製造販売が中心になったのは戦後まもなく現社長の
ひいおばあさまの代からで、現社長で4代目です。
当時は、物と交換にせんべいを焼いて渡したり、お客さんが持参した粉でせんべいを
焼き、その手間賃を頂いていたそうです。
ひいおばあさまが焼いたせんべいを一斗缶に入れ、現社長のお母さまが売って歩いて
いらっしゃったこともあったとか。
焼き方が難しいと言われる、地粉(南部小麦粉)という岩手県産の小麦だけを使って
全てのおせんべいを焼いていらっしゃいます。
【志賀 えごま南部せんべい】
「昔から良いせんべいをつくるため、原料にはこだわり続けてきた」とお母さまが
いつも話しておられたそうで、その姿勢は今も生きています。
志賀煎餅さんのおせんべいを注文することができるHP http://www.nanbusenbei.com
に、「自社農園」というブログがあるのですが、クリックしてびっくり!
えごまや麦、大豆の植え付けや雑草取り、収穫の模様がアップされています。
なんと志賀煎餅さんは、おせんべいに使う小麦粉・えごまを自ら作っていらっしゃるの
です!
『えごま南部せんべい』の商品説明にも「自社農場で生産!! 昨秋、社員みんなでせっせと
自社農園で刈り取りをしたえごま(じゅうね)です」という記述が!
「輸入のえごま(じゅうね)と違い香り高く、袋を開いた瞬間に香ります。
かめばかむほど香りがお口に広がり、至福の時が・・・(●^o^●)」
と、生産者の方のお墨付きの美味しさのえごま!
そのえごまをたっぷり使用したのが、『志賀 えごま南部せんべい』です。
小麦はもちろん岩手県産100%。
【えごまの効能】
えごま(荏胡麻)は一年生のシソ科植物で、東アジアで食べ物として栽培
されている植物です。
日本ではじゅうねん(東北)、えぐさ(長野)、あぶらえ(岐阜)などと呼ばれ、
昔は全国に、今は高冷地を中心に作られている雑穀で油脂性の植物です。
よく、「胡麻と同じように召し上がってください」と案内されるえごまですが、
成分・効能は胡麻とは全く違い、えごまにはアルファ・リノレン酸という油が
60%以上も含まれています。
この油が、余分な脂肪を分解する・血液をサラサラにするなど、体によい働きを
する油で、えごま油は1日にスプーン1杯摂ることを奨励されるほど。
えごまが健康食品として近年注目され始めたきっかけもこの油の効能がきっかけ
なのです。
余分な脂肪を分解するためダイエット効果が期待でき、血液が綺麗になるため、
脳梗塞や、心臓病の原因である血栓を作りにくくします。
健康な体作りに様々な効果を持つえごまですが、よい効果を持つアルファ・リンレン
酸は酸化しやすく、えごま油はドレッシングなどで熱を加えずに生で摂ることが
奨励されています。
『志賀 えごま南部せんべい』はえごまの種子が使われており、えごま油と同様の
酸化が起こっているかもしれませんが、効能はゼロにはなってはいないはず!?
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南部せんべいはあまりの味(外見も?)の素朴さのため、お土産としては選ばれにくい
と聞きますし、他県の方が食べても「まずくはないが、わざわざ買ってまでは・・」と
思われるというのを耳にしたことがあります。
↑岩手産の小麦、天然塩、さらに一級品の素材などを使用した厳選素材の南部せんべい
のシリーズも志賀煎餅さんのHPで購入することができます。
おすすめです!
確かにわたしも小さい頃から戸棚にあった故郷のお菓子でなければ、もらい物であれば
食べますが、リピートするかと考えるとしないかもしれません。
お土産用に考えだされたちょっと豪華なお菓子でなく、昔から冷害や飢饉で食料が限られ
ていた北東北のお母さんが農作業や家事の合い間に、家にある大事な材料で家族の小腹を
満たすために作ったのが南部せんべい。
南部小麦の味と適度な塩気、えごまの油分と香りは粗食でも素朴な豊かさのある
日本の食事を思い出させてくれそうです。
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