糖質制限食がダイエットに留まらず糖尿病を防ぐ鍵として、医療機関で指導されていますが(本流)、体内のAGE(※AGEは下記参照)産出を減らす身近な食品の栄養素が近年の研究から判明したようです。
それは「カテキン」。
花王Kaoのヘルシアから五穀めぐみ茶、スパークリング、ウォーターと立て続けに商品化されている主成分でもありますね^^
カテキンは、緑茶の渋み成分でポリフェノールの一種。
抗酸化力、免疫強化、殺菌作用など優れた栄養成分であることはヘルシアでもすっかりお馴染み♪
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※AGEとは・・・Advanced Glyca-tion Endproductの略 日本語訳すると「終末糖化産物」
過剰になった糖が変質を繰返し、最終的に産出される物質のこと。血糖の一部はコラーゲン繊維に付着してアドマリ化合物に変わり、他のコラーゲン繊維と付着した糖が結合してAGEに。神経障害、網膜症、腎症など糖尿病合併症を招くようです。
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カテキンのAGE産出抑制の働きは、金沢医科大学の竹内正義教授が行った実験で判明されたそう。
AGEは、人工的に作り出すことが出来るようで・・・・(血中タンパク質のアルブミンと砂糖を37℃で数週間置けばOK)
実験
アルブミン+砂糖+カテキンを3~6週間保存。
カテキンを入れていないコントロールと比較して、AGE阻害率を調べる。
するとカテキンの阻害率は90%以上!!
つまり、カテキンを豊富に含む緑茶は、体内でのAGE産生を減らす飲料なのですね^^
緑茶の葉っぱごと飲む健康法
糖尿病を防ぐには、緑茶をガブガブ飲むことも有効!ということですが、
何と、緑茶葉をすり鉢やミキサーで細かく砕いて、湯を注いで飲めば(まるで回転寿司屋のお茶みたい)、緑茶の葉っぱに含まれるカテキンを余すことなく摂取できちゃうのです!!
確かに、食事指導で有名な癌外科医のの食事指導の師匠、甲田先生も緑茶をすり鉢ですって患者に飲ませていたとセミナーで仰ってました。
歴史あるカテキンパワー!!
緑茶の茶葉は、カテキンのほかにビタミンA・C・E、食物繊維など、高温で破壊される栄養素、お湯で抽出できない成分もあるようですので、粉末茶は利点ばかり。
ビタミンBも凄いパワー
また、カテキン同様に竹内教授の実験では、ビタミンB1、B6のAGE産生抑制に凄い効果が確認されたそうです。
ビタミンB1のAGE阻害率は70%、ビタミンB6は、90%!!
ハーバード大学のウィリアム博士らの実験でも、ビタミンB1、B6は糖尿病の合併症の治療薬として認められているそうです。
カテキン・・・・緑茶の葉っぱから
ビタミンB1・・・大豆、豚肉、海苔
ビタミンB6・・・にんにくカツオ、マグロ、レバー
毎日の食事以外でマルチビタミンで摂るのもgood!!