※ご参照 食品で血圧を下げようVol.1、Vol.2、Vol3
冬場、とくに12月や1月は血圧が急激に上がる人が急増します。対策法は、健康的な生活習慣やサプリメント(イワシペプチド、DHAなど)など色々あると思いますが、やっぱり身近な食事で【冬の高血圧】を防ぎたいものです。
『若返り血管をつくる生き方』『血圧革命』などの著書で有名な高沢先生(東京医科大学八王子医療センター病院長・循環器内科教授)がオススメしている食材は【ひじき】と【納豆】。両者を合わせた【ひじき納豆】なら、高い血圧を短期間に下げることも期待出来るとか。
【ひじき】は非常に低カロリーながら、水溶性の食物繊維のアルギニンが豊富に含まれています。
アルギニンの働きは、
・腸管で血中に入り込むと悪さをする過剰なコレステロールや中性脂肪を包み込み
・便と一緒に体外へ排出します。
また、活性酸素によって起こる様々な害を防ぐカロテノイドの「フコキサンチン」という成分も含まれます。
フコキサンチンの働きは、
・過酸化脂質を抑え、血液や血管の細胞を守り、高血圧や動脈硬化などのリスクを減らします。
※活性酸素は、体内にある細胞膜を作る脂質を過酸化脂質に変えます。この過酸化脂質は、細胞を次々に酸化させ、病気になりやすい身体にしてしまう恐ろしい物質。
まずは、血液サラサラ効果が非常に高いこと。
【納豆】には、納豆の原料の大豆が納豆菌によって発酵する際に出来る成分ナットウキナーゼという酵素が含まれています。
ナットウキナーゼの働きは、
・血栓を溶かしたり、出来にくくしたりする働きを持っています。
また、
・塩分の体内蓄積を防ぎ高血圧を予防するカリウム
・コレステロールや中性脂肪を減らすレシチン、サポニン
・脂質や糖質の代謝を促すビタミンB2なども豊富
なんと、ビタミンB2の含有量は、ゆで大豆の4倍!!
さらに、
・亜鉛、カルシウム、鉄などのミネラル
・良質のたんぱく質
・食物繊維など
色々と併せ持っているため、【納豆】は非常に栄養価の高い理想的な健康食品なのです^^
以上のように高血圧に凄いパワーを発揮する【ひじき】と【納豆】を組み合わせた【ひじき納豆】にすれば、相乗効果も期待出来ます。
まず、【ひじき】に含まれるアルギニン、フコキサンチンがコレステロールや中性脂肪を取り除き、血液の流れをサラサラにした後、
次に、【納豆】のナットウキナーゼの働きで血栓が出来ないように、
素晴らしい流れを目指しましょう。
※ただし、血液凝固防止剤のワーファリンを服用されている方は、【納豆】に含まれるビタミンKがワーファリンの働きを阻害するので注意が必要
【ひじき納豆】
★材料(1食分)
納豆・・・・・・1パック
乾燥ひじき・・・3g
★作り方
1.ひじきを10分程度、たっぷりの水でもどし、ザルにあげて水を切る
2.納豆と混ぜる
ひじきがまんべんなく混ざったら、そのまま食べるだけ。味が薄いと感じる方は、納豆のたれを少なめにかけましょう。