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Archive: 9月 17th, 2011

二戸ミステリーpart2


二戸ミステリーの続編~猫の妖力やお小夜の身を投じる話等など・・・・

えごま油や、彩穀スティックで有名な尾田川農園さん、所在は岩手の軽米町。ここもミステリアスが沢山
        
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乃木将軍の愛馬「雷号」の墓
軽米町大字高家西里

言わずと入れた台湾総督で日露戦争時の第三軍司令官つまり大将。サプリメントダイレクトの本社は乃木坂で乃木神社が付近にあるため、この二戸の乃木将軍の愛馬の墓には妙な繋がりを感じます。乃木将軍の愛馬「雷号」の墓は、昭和20年の戦時中に住民が協力しあい、神社の高さ2mほどの自然石を使い墓を建てたと言われています。墓の完成は昭和20年10月21日。終戦後に建立されたのが米軍に知られれば取り壊される可能性があるとして、十を五に刻み直して終戦前に建てたことにしてあります。いかにも素人が刻んだらしい五が他の文字よりも大きいことがはっきり見て取れます。

 
ヤイホイ
軽米町軽米駒木地内

雪谷川の辺りにそびえる断崖の名勝。新しい緑の芽吹く春、新緑の夏、山々が紅く色付く秋、そしてしんしんと雪につつまれる冬と、どの季節でも四季折々の美しい景色が楽しめます。『ヤイホイ』とは岩に向かってヤーイと呼ぶとホーイとコダマするところから名付けられたと言われています。

岩谷堂の水ようかん江刺りんごゼリーの回進堂は岩手県奥州市江刺区ですが、オドデ様が有名
             
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オドデ様
九戸村字山屋 道の駅おりつめ

九戸村の江刺家地区に伝わる民話に登場する「オドデ様」。身長30cmぐらい、上半身はフクロウ、下半身は人間のような不思議な生き物。天候や運勢などをピタリと当てることから村人たちに崇められてきました。これを商売にしようと企んだ村の明主に呆れ、盛り深く飛び去っていったそうです。いまでも近くの森で「ドデン、ドデン」とそれらしい声が聞こえるとか・・・。折爪五滝の一つ「オドデ様の滝」と道の駅おりつめ内に石像があります。

 
政実の首塚
九戸村大字小倉

九戸左近将監政実が出陣を祈願した九戸神社のすぐ近くに政実の首塚があります。政実公は宮城県栗駒郡栗駒町稲屋敷で斬首、九戸の乱は終焉を迎えましたが御首級は、九戸家家臣佐藤外記によって密かに九戸へ持ち帰られ、塚を築き供養されたと伝えられています。

 
福蔵寺の猫塚記念碑
二戸市浄法町寺の上

福蔵寺住職大突和尚が可愛がっていた猫がいました。その猫がお世話になったお礼に一芝居打って寺を再興させたという伝説があります。猫は南部藩主信直公の葬儀の際、妖力で棺を空中に舞いあげました。近隣すべての僧侶に読経させましたが棺は下りてきません。他にもう僧侶はいないのか?そう言えば山のボロ寺に一人いるぞと福蔵寺の和尚が呼ばれ、適当な経を唱えると棺が下りてきたのです。その功績が称えられ寺領30石を得て寺が再建されました。以来、それに感謝して猫塚を築いたと言われています。

 
長慶天皇伝説
二戸市浄法寺町御山久保 天台寺

天台寺の例大祭の呼び物の「みこし渡御」は長慶天皇の葬列を模したものと言われ、三角の紙を頭に着けた男たちの神輿行列が歩きます。独特の厳かな雰囲気が漂うこの葬列は、吉野を追われ海路みちのくへ逃れ天台寺で没した南朝時代の3代長慶天皇の法要で、にぎやかな掛け声なく静かな太鼓の音とともに境内を3回まわります。寺には長慶天皇陵も奉られています。二戸にも天皇の墓と言われる永代光塚があります。

 
滝見橋
二戸市浄法寺滝見橋

数百年前。古刹、天台寺が舞台となりました。若い僧「道念」と村娘「お小夜」が恋に落ち、お小夜の一方的な憧れだったのかもしれません。想いを打ち明けられぬお小夜は自ら織った布に想いを託して寺を訪れます。しかし規律が厳しい当時の寺では合う事さえ叶わず、望みを失ったお小夜は滝見橋から安比川に身を投じたのです。以来、この日と同じような月夜には、どこからともなく機織りの音が聞こえて来ると言われています。また、この橋に仲のいい二人で行くとなぜか別れる?と言う噂まで・・・

 
海上の湯
二戸市浄法寺町海上前田

昔から皮膚病や高血圧によく効くという温泉。ペットボトルに入れるとジュワッとなるほど炭酸が沢山入っています。二戸は単純アルカリ温泉が多い二戸に、珍しいNa塩化物泉・二酸化炭素泉。41~42℃で浸かりやすくメタホウ酸も多く含まれています。二戸市浄法寺町は生漆の国内生産量5割を占める日本一の漆の里です。漆かき職人がよく利用しており、漆かぶれや眼病予防に効くと言われ、神の毛(髪の毛)が生えてきた?という噂も。

正式名称は二戸市老人福祉センターで、地元では海上(かいしょう)の湯で訛って「きゃんしょの湯」で有名。NHKやTV岩手でも取り上げられたことがある名湯。

歴史が古い東北はこのように古い言い伝えが数多くあります。
是非、お越しくださいませ~

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