皆様、健康のために10μSv~100μSvの低レベルな放射線を照射する放射線ホルミシス治療はご存じでしょうか!?
福島県郡山市に所在するロマリンダクリニック富永院長より講演会で伺いましたが、
富永院長は5年前より就寝時に10μSv/hの低放射線を健康のために浴びているそうで驚きました。
低レベルの放射線は活性酸素を強力に防ぐ抗酸化力を持ち、実験によれば、10μSvの低放射線を照射した精子は、通常の精子よりも活発になり寿命も長くなるようです。
放射線ホルミシス治療
アメリカのラッキー博士によれば自然放射線の100倍(10μ~100μSv/h)までは人体に有益だと唱えています。玉川温泉やブラジルのガラパリ等、自然放射線量が高い地域での健康浴がホルミシス治療に該当します。
また、放射線と生活環境の発がんリスクの話もされ、放射線と比べてもタバコや酒の害の強さと、思ったほど発がん率が高くならないことに一安心。
放射線と生活環境の発ガンリスク表(日経新聞2011.4.25/国立がん研究センター)
発がんリスク
野菜不足 1.06倍
放射線100~200mSv 1.08倍
塩分摂り過ぎ 1.11~1.15倍
放射線200~500mSv 1.16倍
運動不足 1.15~1.19倍
肥満 1.22倍
放射線1000~2000mSv 1.4倍
毎日2合以上の飲酒
放射線2000mSv以上 1.6倍
喫煙・毎日3合以上の飲酒
もちろんホルミシス治療のような外部被爆でなく内部被爆は恐ろしいですが、富永院長は現在の福島の放射線量は全く心配ないと説明されていらっしゃいました。これまで人間は「放射線=害」と認識して、それ以外のデータを培ってこなかったため、現在の日本の状況では風評被害も仕方ない。でも、これからもっと放射線について国民が知識を増す必要があり、そうすれば風評被害は起こりません。と強くおっしゃっており、それを伺ってさらに安心しました。
ちなみに「ロマリンダ」はスペイン語で「美しい丘」という意味で、アメリカ西部開拓時代の宿場町の一つ。約100年程前に、ここに予防医学の概念を取り入れたユニークな健康増進施設<Sanitarium&Hospital>が作られ後世のロマリンダ大学/公衆衛生学部の基となったとのこと。
カルフォニア州の25,000人を30年以上追跡調査したロマリンダ大学の研究によると、煙草も吸わず酒も飲まず野菜・果物中心の食生活を送っているベジタリアンの人は、癌死亡率が40%も少ないということで、このような考えに基づき治療とケアに当たっている素晴らしい病院ですので、東北にお住まいの方は是非行かれてみてはいかがでしょうか。