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Archive: 5月 5th, 2012

済陽先生セミナー「がんを克服した食事」 (第6回 西台健康倶楽部2012.04.22)


第6回西台健康倶楽部での、済陽院長の講演内容(パーティー当日状況はこちら)

 

池袋メトロポリタンホテルにて総勢130名の列席目前で熱弁

ワタヨウ先生の食事指導の考え方から、外科医が食事指導を推奨すること自体タブーだった苦難の時代、脚光を浴びるようになってきたキッカケなど実に興味深いお話ばかり。

 

2010年、悪性新生物で亡くなった方、35万人強

肺がん7万、胃がん5万、大腸がん4.4万、肺臓ガン3.3万、膵臓がん2.8万、胆道がん1.8万、乳がん1.3万、子宮卵巣1.1万、前立腺1.1万、白血病8千、その他

日本は増加、アメリカは低下

癌の主原因は食事が35%、喫煙30%

戦後の日本人の食生活の変化

肉・乳製品が4倍、油脂分3倍

アメリカ上院議員マクガバン1977年のレポート

病気の主原因は食事。胚芽や野菜、つまり玄米菜食が健康の基本。

癌の原因とは、

塩分、動物性タンパクの過多。ビタミンBが不足でクエン酸回路障害で糖代謝が低下。過度な活性酸素

がんは生活習慣病

国立千葉大卒でアメリカに渡り、都立病院副院長まで登りつめた外科医が、患者の治療成績をもっと良くするために行き着いた先が食事指導だった。しかし、当時「ワタヨウも血迷ったか、怪しい宗教か」と叩かれた。そんな苦難を乗り越えるキッカケとなったのが、岐阜大前学長である黒木登志夫氏の著書で、癌は生活習慣病だと新聞にも取り上げられたことだと語る。

中国から学ぶ食事の重要性

中国は多様な食習慣で、ガンの発生率も地域により100倍も開きがあり、調査にはうってつけ。その結果は、動物性タンパクを摂取すればするほど、病気を発症。 一方、植物性の食べものを多く摂取していた人々は、健康だった。

また、アメリカ人の3倍、日本人の2.3倍も食物繊維を摂取している中国人は、ヘモグロビンも多い。これは、精白米ではなく玄米など高度食物繊維食品は鉄分も多く含んでいるため食物繊維を多く摂取すればするほど鉄の摂取量も多くなる理由。

月に1回お肉を食べる人との発ガン率の比較

1週間に1回以内・・・・・・・1.39倍
1週間に2~4回以内・・・・1.50倍
1週間に5~6回以内・・・・1.84倍
なんと、毎日お肉を食べる人は、2.5倍。皆様も食べすぎにはお気をつけください。

人間は草食動物である

でんぷんを分解する唾液アミラーゼの活性が高い≒草食

生涯現役の女医、三神先生

ベリー系、にんにく、ケール、ほうれん草などなど

フルーツの抗酸化力

大学病院で見放された方を化学療法+食事指導で根治

どの患者様も根治不能で大学病院で見放された方ばかり、そんなどれも難しい症例を食事指導で慎重に治療にあたられた当時の記憶を思い出しながら語る先生。

済陽先生の食事指導の師でもある故甲田先生

わたよう先生のアメリカ時代の師トンプソン先生

なんと晩年に前立腺癌になってしまい弟子であるワタヨウ先生が食事指導を始めていたことを知って、相談メールが来たそうです。ワタヨウ先生は、甲田先生に相談し果物、玄米、豆腐、を大量摂取してとトンプソン先生に伝えたそうですが、アメリカでは無理だ。と言われ、玄米→シリアル、豆腐→ヨーグルトで代用したそうです。


ワタヨウ先生のアメリカ人の風土にあった食事指導が成果をあげ完治。アメリカ時代の師であるトンプソン先生から治療の相談を受けるほど、トンプソン先生から信頼をいただけたこと。そして命が助かり日本に来日された当時、何とも言えない心からの感動、師弟愛などをワタヨウ先生は語っておられました。

アメリカでは食事指導が認められている

京大の家森前教授も認める大豆のがん予防力

済陽院長の最近の治療成績

CR・・・完治、PR・・・ほぼ完治。有効率64.3%。難病の方ばかりを対象にしてこの結果は凄まじいの一言です。

50年前と比べると野菜の栄養素は激減

ほうれん草・・・・ビタミンC 23%、鉄15%
人参・・・・・・・・・・ビタミンA7%、ビタミンC40%
キャベツ・・・・・・ビタミンC51%
春菊・・・・・・・・・・ビタミンC38%、鉄19%
セロリ・・・・・・・・ビタミンC23%
アスパラガス・・ビタミンB2 50%
タマネギ・・・・・・カルシウム53%

免疫力を上げる方法

プロバイオティクス(乳酸菌)、ハチミツ、果汁や青汁、キノコ

わたよう院長と共同開発した万葉効草の説明。無農薬や有機栽培、食物の栄養素を破壊しない難しい製法

昨年の仙台講演の紹介。都市と人間の身体には甦る力が備わっているとのこと

ワタヨウ院長に助けていただいたご夫婦を交えてのお話

元大手機械メーカーのビジネスマンで台湾に単身赴任など乱れた食生活を送られていたことを告白。その結果、直腸がんから肺へ転移し大学病院では治療困難と診断。

そして済陽院長が食事指導をされた。

旦那様は、昔から奥さんは健康な食べ物ばかり自分だけ摂っていたと話したら、逆に、奥様は昔から食事に気をつけろと旦那に注意をしていたのに聞かなかったんです、とピシャリ。わたよう先生の食事指導で目が覚めたと語るご夫婦。助けられた側と助けた先生のやり取りで、日々の食事がどれほど重要なのかヒシヒシと伝わってきました。

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